ごあいさつ
令和4年4月から、大阪大学先導的学際研究機構に「スピン学際研究部門」が設立されました。本部門のミッションは、「スピン」という電子のもつ性質の可能性を究極まで探索し、従来のスピントロニクス分野の延長にない新しい学理と新しい応用展開を開拓することのできる優秀な人材を育成することで、社会課題を解決する新しいイノベーションを創出することです。特に、①「スピン」をキーワードに、全学組織の柔軟性を利活用した「Society 5.0」・「ポストコロナ社会」で必要とされる材料・エレクトロニクス・情報基盤技術の開発や、その研究開発に携わることのできる人材(大学院生含む)を育成することと、② 医療や機械・航空宇宙・輸送技術・無機/有機化学技術スピン」を核とした革新的な応用技術を開拓することに注力いたします。上記の①と本学オリジナルの「異分野イノベーション」へと発展させることを目指します。
スピン学際研究部門 部門長
浜屋 宏平